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久しぶりに読了。
伊坂幸太郎のデビュー作。150年間外界との接触を絶った、忘れ去られた荻島に、人の言葉を話し、未来や過去のことがすべて分かる優午というカカシがいる。未来を知るカカシがある日突然、「殺され」てしまった。。彼は自分の未来がわからなかったのか。。そしてこの島に無いものとは。
伊坂のデビュー作ということだが、彼の作品らしく、複線がしっかりしていて、ずっとなにかしら疑問などが頭に残って、どんどん読み進めてしまう感じ。
グッジョブ
- オーデュボンの祈り (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- レーベル: 新潮社
- スタジオ: 新潮社
- メーカー: 新潮社
- 価格: ¥ 660
- 発売日: 2003/11
- 売上ランキング: 2033
- おすすめ度
人事異動で、本を読む時間とこういうのを書く元気がなかった。。
この前に読んだ、新世界より、がかなりディープなはなしだったので、軽く読める、お気に入りの石持浅海を。
・「人柱はミイラと出会う」
・「黒衣は議場から消える」
・「お歯黒は独身に似合わない」
・「厄年は怪我に注意」
・「鷹は大空に舞う」
・「ミョウガは心に効くクスリ」
・「参勤交代は知事の務め」
と、7つのミステリーの連作短編集。
留学生リリーが出会う、日本の奇妙な慣わしや職業。そこでおきる殺人や事件。外国人に説明するからこそ、ありえねーってならないところが又面白い。
短編なのでさらっと読めるし、例によって石持作品らしく、ちょっとした部分からの推理がおもしろい。
- 人柱はミイラと出会う
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- 発売元: 新潮社
- レーベル: 新潮社
- スタジオ: 新潮社
- メーカー: 新潮社
- 価格: ¥ 1,260
- 発売日: 2007/05
- 売上ランキング: 322410
- おすすめ度
2008年SF大賞らしい。
1000年後の日本、そこは呪力と呼ばれる力を持った人間の一見平和な社会。しかしそれは呪力を持ったが故の危険と、それを抑えるための徹底した管理社会だった。。
上下に分かれて1000ページを超える大作だったが、結構いっき読み。呪力の世界やバケネズミの社会、おどろおどろしい怪物たちの数々など、目に見えるような描写で、SFものってほとんど初めてな感じだけど、面白かった。瞬がいつまでも早季にメッセージ送り続けているとかは、突っ込みどころだけど、まあ、SFなのでなんでもありか。
ラストのほうは、人間の醜さというか、悪い部分というか、そういうものを訴えていて、考えさせられる部分があったが、内容には中だるみの感じもなく、長い映画にどっぷりとはまったかんじだった。
- 新世界より 上
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- 発売元: 講談社
- レーベル: 講談社
- スタジオ: 講談社
- メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/24
- 売上ランキング: 5964
- おすすめ度
- 新世界より 下
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- 発売元: 講談社
- レーベル: 講談社
- スタジオ: 講談社
- メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/24
- 売上ランキング: 11989
- おすすめ度
あらすじや魔王、ゴールデンスランバーとの関係などは、こちらで。
ゴールデンスランバーはともかく、魔王は読んでからこの小説読むべき。
しかし、佳代子つよいなー(笑)。
小説中読んでいるときに、キーワード「播磨崎中学校」と「安藤商会」を検索するのは、小説と同じように、悪いことが起こるんじゃないかとチョッとびびったが、検索してみると、小説と同じく、
出会いすぎちゃうくらいに出会っちゃうサイト に辿りつく。芸が細かい(笑)
そのほかにも、「国際パートナーホテル 渡辺拓海」とか「シャクルトン 伊坂好太郎 岡本猛」など小説中のキーワードを検索したらいけません(笑)
それにしても、「知らなかったらどうするかしってるか、検索するんだよ」なんて台詞、ドキッとする。実際そうだし。魔王のときの「それは検索なのか思考なのか」「考えろ、よく考えるんだ」なんてのも、今の自分たちにはなかなか核心を突いているなと思う。よく考えるようにならなきゃ。
- モダンタイムス (Morning NOVELS)
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- 発売元: 講談社
- レーベル: 講談社
- スタジオ: 講談社
- メーカー: 講談社
- 価格: ¥ 1,785
- 発売日: 2008/10/15
- 売上ランキング: 5208
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図書館で予約したら案外早く借りられました。奇跡的。
今回はグダグダになった医療行政、特に死亡時診断について、オートプシーイメージング(AI)の必要性を、厚生労働省の会議室を舞台に、問題を投げかける。ちょっとキャラが変わっているような感じ(しっかりした?)の田口医師、はねっかえりの白鳥は官僚的な一面を見せながらも相変わらずで、損して特とれ的な(彼独特のやり方で)AI導入を進めていく。なにごとも完全勝利はいかん、という理論。
今回は、事件は会議室でおきてんだ!的な頭のよい官僚、法曹界、医学会の大きな大きな問題の話になってくるので、ちょっとゆっくり読み進めないと頭に入っていかない感じだったが、これまでの作品に出てきたAI導入の集大成的な感じ。
- イノセント・ゲリラの祝祭
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- 発売元: 宝島社
- レーベル: 宝島社
- スタジオ: 宝島社
- メーカー: 宝島社
- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2008/11/07
- 売上ランキング: 552
- おすすめ度
無人島に漂着した31人の男と1人の女。ーあたしは絶対生き抜いてみせるー。と設定だけはすごくスリリングで、期待した本だったけど、内容は微妙。。。最初はいいんだけど、基本、生き抜くためにそれぞれのエゴが垂れ流されるばかりの内容という感じで、どの登場人物にも共感が出来なかった。
- 東京島
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- 発売元: 新潮社
- レーベル: 新潮社
- スタジオ: 新潮社
- メーカー: 新潮社
- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2008/05
- 売上ランキング: 17756
- おすすめ度
テレビドラマの影響もあってか、海堂氏のバチスタシリーズは図書館で異常な人気で、半年待ってやっと読めた。あ、これ映画化されるのよね。これはこれでたのしみ
ICUのジェネラル速水に関わる利益享受の内部告発を、おなじみのメンバーで問題解決していく。
速水の性格もあってか、物事がスパッスパッと進むので読んでいて爽快。理屈ばかりな沼田とのやり取りも見事。事故緊急時のICUでの一瞬の判断や行動も緊迫感があって楽しめる。黒崎教授の判断は結構意外。現場主義なところも速水の共感を生む。
この作品を読む前に必ず「ナイチンゲールの沈黙」を読んでおくことをお勧め。というか、「ナイチンゲール・・」はこの作品のための布石だったみたいな。
バチスタ→ブラックペアン→ナイチンゲール→ジェネラルルージュ→螺鈿迷宮→ジーンワルツと読むのがいちばん関連性がわかって楽しめると思う。
それにしても海堂氏、人気あるなあ。
イノセントゲリラ~はいつ読めるだろうか。
- ジェネラル・ルージュの凱旋
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- 発売元: 宝島社
- レーベル: 宝島社
- スタジオ: 宝島社
- メーカー: 宝島社
- 価格: ¥ 1,680
- 発売日: 2007/04/07
- 売上ランキング: 3283
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「それは検索なのか、思考なのか-」。 -考えろ、よく考えるんだ。
最近はこの言葉が心に残ってしょうがない。自分は考えているのか、ってね。
アンサーの「モダンタイムス」を読んでいないのでこの先どう展開するのかわからないし、、中途半端で終わってしまってるような感じだけど、潤也が世界を変える選択をしたんだろうか。
これまでの伊坂作品とは感じが違ったなあ。
- 魔王 (講談社文庫)
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- 発売元: 講談社
- レーベル: 講談社
- スタジオ: 講談社
- メーカー: 講談社
- 価格: ¥ 650
- 発売日: 2008/09/12
- 売上ランキング: 953
- おすすめ度
やべ、頭に入っていかなかった。
- リスクの正体!-賢いリスクとのつきあい方 (木星叢書)
- 発売元: バジリコ
- レーベル: バジリコ
- スタジオ: バジリコ
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- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2009/01/07
- 売上ランキング: 10910
- おすすめ度
第32回すばる文学賞受賞作。
物語はいきなり主人公が母を殺害するところから始まる。その動機や経緯などは 触れられておらず、感情が感覚とかけ離れたような表現で物語りは淡々と進む。3円でメロンパンを分けてもらったのをきっかけに、ホームレスに良くしてもらい、物語前半ではなかった感情が取り戻されると思いきや、事件で物語はハッピーエンドではない結末へと進むー
自ら破滅へと追い込んだはずなのに、自らの力ではないことで居場所を失った主人公は自己をコントロールできなくなるのが皮肉。
- 灰色猫のフィルム
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- 発売元: 集英社
- レーベル: 集英社
- スタジオ: 集英社
- メーカー: 集英社
- 価格: ¥ 1,155
- 発売日: 2009/02/05
- 売上ランキング: 84724
- おすすめ度
むむう。不思議な話。森見ワールド。
- きつねのはなし
- 発売元: 新潮社
- レーベル: 新潮社
- スタジオ: 新潮社
- メーカー: 新潮社
- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2006/10/28
- 売上ランキング: 11902
- おすすめ度
これは、やばいな。
- ボーアウト 社内ニート症候群
- 発売元: 講談社
- レーベル: 講談社
- スタジオ: 講談社
- メーカー: 講談社
- 価格: ¥ 1,260
- 発売日: 2009/01/08
- 売上ランキング: 61542
- おすすめ度
「ハブテトル」は備後弁ですねているという意味。ハブテトランは否定形。
不登校となったダイスケが、祖父祖母のいる広島・松永の学校で2学期を過ごす。標準語ではない言葉や新しい友達とともにいろいろな経験をし、少しずつ成長していく。大人の常識が子どもには新しい経験だったり、大人がしっかり見守っていて、やさしくオブラートに包みながら説明していたり。ダイスケは子どもなりに考えてみたり、動いてみたり。今治までの自転車の旅なんてものすごい冒険だと思うし。どこまでも小学生目線で書いてあるのでおもしろい。
- ハブテトル ハブテトラン
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- 発売元: ポプラ社
- レーベル: ポプラ社
- スタジオ: ポプラ社
- メーカー: ポプラ社
- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2008/12
- 売上ランキング: 78789
(ネタバレ的)小さな洋食屋に現れた花井というコック。彼が作るペスカトーレは食べるものを魅了。しかしソレは、UMZという人工調味料の極秘実験だったー
うーん結末は、結果的にあったかい感じになっていいんだけど、ミステリー的な部分は浅いし、あきらがコックの道を再び目指す、洋食屋が新たな道を踏み出す部分とUMZを巡るところを織り交ぜているのでいまいち、それこそ少し料理のコクが足りない、感じ。でもまあ気軽に読めたという部分ではエンターテイメントとしては面白かったと思う。
- 逆転ペスカトーレ
- 発売元: 祥伝社
- レーベル: 祥伝社
- スタジオ: 祥伝社
- メーカー: 祥伝社
- 価格: ¥ 1,680
- 発売日: 2008/12/11
- 売上ランキング: 54209
- おすすめ度
まあ、特に真新しいことはなし。文章は分かりやすい。
- 「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる
- 発売元: 大和書房
- レーベル: 大和書房
- スタジオ: 大和書房
- メーカー: 大和書房
- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2008/10/23
- 売上ランキング: 3443
- おすすめ度
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